卒業してから10年目の再会
中学のときの 男女4人組。卒業して、それぞればらばらになり、10年後に、再び巡り会うという小説。
初めて中村航さんの作品を読みました。とても情景の描写が綺麗で、言葉遊びも楽しい感じ。
卒業して10年後、、、かぁ。ちいさな出来事ややりとりもまだまだ思い出せる年頃だよね。
私は門前センパイの「自分で開拓した仕事ってのは可愛いけどな、それに固執しちゃダメだよ。自分ができるようになったことは、どんどん自分の手から放して、自分は新しいことに進むんだよ」というフレーズに目が止まりました。
小説はその時の自分の状態を反映させてくれるものですねぇ。
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内容(「BOOK」データベースより)
社会人3年目、営業マンとして働く僕は、中学時代の同級生、石井さんと10年ぶりに再会した。奈良の東大寺を訪れた修学旅行や、複雑な気持ちを秘めて別れた卒業式。当時の面影を残す彼女を前に、楽しかった思い出が一気に甦る。そして新たに芽生えた思い…。しかし、一夜を共にした僕らに待っていたのは意外な結末だった―。きらきらと輝いていたあの頃を丹念に掬い上げた、切なくて甘酸っぱい最高純度のラブストーリー。
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